光トランスミッタの発光状態である程度原因が推測できます。
| 発光状態 | 原因 | 対処方法 | 
| 発光なし | DIPSW設定が11110000(SW0-7)になっている | DIPSWの設定を変更してリセットしてください | 
| 発光なし | 電源供給異常 | 5V,GNDが正しく接続されているか確認してください テスタで5Vが供給されているか確認してください  | 
| 発光なし | 光トランスミッタ接続異常 | メイン基板コネクタJ4への出力ケーブルの接続向きが間違っていないか確認してください ケーブルの断線がないか確認してください  | 
| 発光なし | 入力信号(LRCK,BCK,SDAT,/RST)異常 | /RSTが+5Vで保持されていることと、診断モードで入力信号のチェックを行ってください 異常がある場合は入力信号用ケーブルの接続状態を確認してください  | 
| 発光なし | 故障 | 以下の状態でメイン基板コネクタJ4の1pinに信号が出力されていない場合は故障が疑われます 1)コネクタJ1から入力ケーブルを取り外すし、コネクタJ1の1ピンと6ピンをショートさせる 2)DIPSW設定を01100000(SW0-7,テストモード)にする 3)USBコネクタJ3から+5Vを供給する  | 
| 0.5sサイクル点滅 | DIPSWが無効な設定になっている | DIPSWの設定を確認してください DIPSW設定を00000000(SW0-7)にしてリセットしても0.5sサイクルで点滅する場合は診断モードでDIPSWの状態を確認してください  | 
| 1sサイクル点滅 | ブートローダー異常 | 故障です 通常の使用でこの状態の故障になることは想定していません  | 
| 2sサイクル点滅 | ファームウェア異常 | 故障です 通常の使用でこの状態の故障になることは想定していません  | 
| 点灯(設定した出力サンプリングレートでの点滅) | 正常 | 
以下の手順でDIPSWを操作することで故障、入力信号、DIPSWの簡易チェックが行えます。
| 動作 | 作業 | 作業後の光トランスミッタ点灯状態 | 
| 無効設定での起動 | DIPSWを00000011(SW0-7)など無効な設定で電源を投入する | 0.5sサイクル点滅 | 
| 簡易故障チェック開始 | DIPSWを00000000(SW0-7)にする | 消灯 | 
| 簡易故障チェック完了 LRCK,BCK,SDAT簡易チェック開始  | - | 点灯 正常であればチェックは一瞬で終了するため点灯を確認できない場合があります LRCKがHもしくはLに保持されている間にBCK、SDATが変化するかチェックします  | 
| LRCK,BCK,SDAT簡易チェック完了 DIPSWチェック開始  | - | 消灯 | 
| SW0チェック | SW0をONにする | 点灯 | 
| SW0チェック | SW0をOFFにする | 消灯 | 
| SW1-7チェック | SW0同様に順番にON/OFFする | - | 
| 終了 | - | 0.5sサイクル点滅 |